筑波大学編入体験記 参考書について
こんにちは!
今回は参考書について書いていきます。
体験記はこれをご覧ください。
ぼくは、受験勉強を通して塾に行くことはありませんでした。その代わりに参考書の数を増やしたわけです。(全国で見れば塾に行くほうが少数派だけど)加えて飽き性なので1冊を辛抱強くできないので、次々にいろんな参考書を読むことで飽きを紛らわしていました。
さて、教科ごとに行きます。
[数学]
スバラシク実力がつくと評判の線形代数キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!
- 作者: 馬場敬之
- 出版社/メーカー: マセマ
- 発売日: 2017/02/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
編入受験の最初にこれから始めました。
線形代数について丁寧に網羅されています。定理の証明などもありますが、そこらへんはパスでいいかと思います。マセマシリーズは数冊買いましたが、正直線形代数だけで十分です。
まずはこれでしょう。編入するならこれといっても過言ではないです。
ぼくはこれを一番やりました。4周くらいかな。
正直このレベルできたら編入のかなりの範囲狙えると思います。例題、類題から章末問題までしっかり練習できます。解説は決して親切とはいえないですが、何周もすれば自分のノートが一番わかりやすい回答になるのであまり問題ないかと思います。
人によってはすべてやる必要はないと思うので、早く周回できます。筑波大学情報学群の場合は1章~7章、9章~13章だけでいいです。
これもよくつかわれる問題集です。
これは3周くらい。
徹底研究は問題数は多くないので徹底研究で学んだものを実践したり、いろんなパターンを見たりするのには最適です。
本書内では、ABCで問題の難易度が分かれています。筑波大学情報学群の場合はABだけで十分です。(C難しいw旧帝受けてる人はやってました)
徹底研究の線形代数用の本です。
意外と持ってない人が多いですがこれはすごくお勧めします!
線形写像の部分を見直すために買いましたが、結果的に線形代数の強化に役立ちました。情報学群の入試はベクトル空間が結構出ます。(ImfとかKerfとか編入数学で詰まる筆頭ですw)もちろん対角化や2次形式なども勉強できるのでおすすめします。
ぼくは4周くらいしました。
これは主に徹底研究の基礎知識に関する参考書です。
一定の人は徹底研究の前にこれをやったほうがいいといいますが、正直この本の内容は編入の試験では出るものではないのであまり重視しすぎるのもよくないと僕は思います。
僕も最初はこの本をやる気がなかったのですが漸化式がわからなかったのでその分野をやるために買いました。結果的に漸化式と数学的帰納法のところだけしかやってません。
これは難しい!
同じく大日本図書の教科書を学校で使っていて、それはすごく簡単なのですがこれは難しいです。基本的に旧帝を目指している人はやってますが、情報学群くらいならこれはオーバーレベルかなぁと。
でも、買うに越したことはないです!この問題集は回答がかなり丁寧なので自分の中の問題パターンを増やすのには最適かと思います。これだけに乗ってる問題も割とあります。
まあ上の参考書が一通り終わって受験1か月前だって時にやればいいんじゃないかと思います。
数学はこんなもんです。
編入数学の参考書では徹底演習とかも有名ですがやってないです。
[情報基礎]
春休み前の段階ではC言語は全く読めない状態だったので基本の基本から勉強しました。それがゆえいろんな参考書に手を出しました。
最初に手を付けたのはこの本でした。
それこそ”Hello World!”の表示からポインタ、構造体まで基本の基本が載っています。
これを一冊やればとりあえず過去問が読めます。無論何をやっているかはこれだけでは理解できませんが(汗)
とりあえず学科が違う人や基本ができていない人はこれをやったほうがいいでしょう!
新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 (明解シリーズ)
- 作者: 柴田望洋
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/02/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
上の入門書をやった後やったのがこの本です。
おなじ明解だったという理由でやった本でしたが、結論を言えばこれは失敗でした。
なぜか、、、これ初心者向けじゃないんです。(ここでいう初心者は上の本を読み終えたレベル)
基本的にプログラミングの勉強は読んで打ち込んでなんぼです。ただこの本のサンプルコードはヘッダファイルが多く読みにくく、打ちにくいです。
ただ、役立ったことも多くあります。特にソートアルゴリズム。ソートアルゴリズムの解説はすごくわかりやすい上サンプルコードが好みでした。ほかの部分もほかの本をやってから読めば解説がわかりやすいことがわかります。
つまりこれは良本ですが、最初のアルゴリズム入門として読むには向いていないということです。
定本 Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造 (SOFTBANK BOOKS)
- 作者: 近藤嘉雪
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 1998/03
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 169回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
初心者はとくにこの本を最初に読むべきというくらい良本です。
アルゴリズムの基礎を詳しく解説されている本でこれを読んで基礎を学びました。サンプコードは正直あまり好きじゃなかったですが、参考にはなります。問題はダイクストラ法が載っていません。筑波大学はグラフ系がよくですのでそこらへんは他の本(特に下の本)で補充することをお勧めします。
受験前日持って行ったのもこの本でした。
最終的に定本Cよりも回した本です。サンプルコードならこれです。
コードが簡潔でメイン関数もしっかり記載されているうえ入力例、出力結果までしっかりのっています。上で言ったダイクストラ法もコードがあるので使えます。
この本のサンプルコードを入力しまくるのが自分の情報基礎の勉強の主でした。
C言語による最新アルゴリズム事典 (ソフトウェアテクノロジー)
- 作者: 奥村晴彦
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 1991/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 20人 クリック: 396回
- この商品を含むブログ (96件) を見る
ダイクストラ法のために買いました。
アルゴリズムの概要とサンプルコードが数多く載っている本ですごく分厚い本です。全部読む必要はないですが、コードの参考になるので買って損はないと思います。
参考書は高いですが、レパートリーが多いと助かることがあるのである程度買ったほうがいいと思います。参考書を選ぶ時の参考にしてください。
では。。。